特集
関西経済
関西の経済、企業情報のページです。経済の話題を分かりやすく伝え、キーパーソンのインタビューや識者コラムもお届けします。
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なぞ解きけいざい
海外富裕層に「特別体験」 地域一体の戦略必要
2024/5/10 05:07 2015文字<金曜経済> 日本を訪れた海外の富裕層を呼び込もうと、各地で体験型の旅行プランが提供されている。成功例ばかりが注目されるが、実は苦戦する例も存在する。ある特別な場所に1泊約30万円で滞在できるプランは、海外からの観光客の参加がゼロだった。富裕層の関心を引くには何が必要なのか。 「もうちょっと申し込
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トップ登場
「率先してリスク取る」 近鉄グループHD 若井敬次期社長(64)
2024/5/10 05:07 517文字<金曜経済> 近鉄グループホールディングス(HD)の社長に内定した若井敬(たかし)取締役専務執行役員(64)は経理部門が長く、社内では「会計・財務のエキスパート」として知られる。長く経営トップを務めた小林哲也会長(6月からは相談役)は「鉄道会社は先行投資型だが、今後は効率的な経営のやり方が重要だ」
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けいざい最前線
街づくりの「シェルパ」役 独立行政法人都市再生機構(UR) 村上卓也・西日本支社長
2024/4/26 05:02 2274文字<金曜経済> JR大阪駅北側の「グラングリーン大阪」や神戸・三宮の再整備など、阪神地域で大規模開発が進んでいる。魅力的なまちを創り出す基盤整備を担うのは、独立行政法人都市再生機構(UR)だ。どんな仕事をしているのか。村上卓也・西日本支社長に聞いた。【聞き手・安部拓輝】 ◇うめきた2期、地方都市再生
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なぞ解きけいざい
万博 新エスカレーター 片側空け防ぐ緑の光
2024/4/12 05:06 1689文字<金曜経済> 右を空けるか、左を空けるか――。エスカレーター利用時の「片側空け」は、旅行先で戸惑う慣習の一つだ。実は安全上の問題があり、鉄道会社はやめるよう呼びかけている。そこで2025年大阪・関西万博の会場最寄り駅には、片側空けをしないよう促すエスカレーターが登場する。どういった仕組みなのか。
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けいざい最前線
市場特化 世界に需要 JCRファーマ 芦田信会長兼社長
2024/3/22 05:07 2310文字<金曜経済> 兵庫県芦屋市の製薬会社「JCRファーマ」は、ライソゾーム病などの難病を抱える子どもたちに向けた治療薬を開発するトップランナーだ。国内の患者が1万8000人ほどしかいない病気だが、どのように多大な研究費を賄い、業績を伸ばしていくのだろうか。創業者の芦田信会長兼社長(81)に経営戦略を聞
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なぞ解きけいざい
物流24年問題にフェリー 運転短縮、働きやすく
2024/3/8 05:05 2285文字<金曜経済> トラック運転手の残業時間の上限を規制する物流の「2024年問題」。適用が4月に迫り、ただでさえ人手不足の業界は混乱を避けようと対応に追われている。その打開策の一つになる動きが瀬戸内の洋上で進んでいる。 大小の島が点在しており、風光明媚(めいび)な瀬戸内海。その穏やかな波を切って、真っ
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ビジネスサロンWEST
クボタ 北尾裕一社長(67)
2024/3/8 05:05 526文字<金曜経済> ◇遠隔自動運転、10年以内に 近くで人が監視していなくても自動運転できる農機の実現が視野に入ってきている。米ラスベガスで1月に開催された世界最大級のIT見本市「CES」で、クボタがコンセプトモデルを展示した。北尾裕一社長(67)は「AI(人工知能)を活用しながら実用化へ向けて開発を進
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けいざい最前線
地域経済の土台、下支え 中小企業基盤整備機構 中島康明 近畿本部長
2024/2/23 06:07 2392文字<金曜経済> 東大阪市をはじめ日本の「ものづくり」を担う中小企業が集中する関西。素晴らしい技術を有しながら経営体力が弱い中小企業を支援し、地域経済振興に取り組むのが独立行政法人中小企業基盤整備機構(中小機構)だ。中島康明近畿本部長に関西の中小企業を取り巻く環境や支援の現状を聞いた。【聞き手・山本直
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なぞ解きけいざい
淡路島へパソナ本社機能 豊かな自然、職住近接
2024/2/9 05:12 2120文字<金曜経済> 東京から淡路島(兵庫県)へ本社機能の移転を進めている企業がある。人材関連サービス大手のパソナグループだ。社を挙げた支援で社員とその家族も移り住み、既に1000人超が島内で勤務する。観光施設も相次いで開業させ、島はリゾート地に変貌しつつある。風光明媚(めいび)な瀬戸内海最大の島を訪ねた
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けいざい最前線
コラボで新市場開拓 さびにくい針金開発 サクラテック 大橋翔太社長
2024/1/26 05:07 1922文字<週刊金曜経済> めっき加工した鉄線を製造するサクラテック(東大阪市)は半世紀前、さびにくい針金を開発した。現在では崖の崩落防止や護岸の石積みに使う金網をはじめ、果樹園の棚や養殖いけすといった生産現場に欠かせない製品になっている。東大阪のものづくりは鉄線の製造から始まったと言われる。町工場の技術革
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けいざい最前線
2024年 関西経済の展望
2024/1/12 05:12 2544文字<週刊金曜経済> 2024年の関西経済はどうなるのか。開幕まで1年3カ月に迫った大阪・関西万博に向け、いかに準備を進めるのか。24年の展望について関西経済連合会の松本正義会長(住友電気工業会長)、大阪商工会議所の鳥井信吾会頭(サントリーホールディングス副会長)に聞いた。(取材は23年12月下旬)【
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けいざい最前線
まち全体をデザイン 地域活性化へ官民連携 大和リース 北哲弥社長(61)
2023/12/22 05:07 2098文字<週刊金曜経済> 建築や商業施設、緑化など幅広い事業を展開する大和リース。大和ハウスグループの一員で、行政や地域と連携して公共サービスを提供する官民連携(PPP)に力を入れており、これまでに1200件以上を手掛けてきた。北哲弥社長(61)は「多彩な技術やノウハウを生かし、地域の課題解決を担っていき
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けいざい最前線
脱炭素 エネルギー企業の戦略
2023/12/15 05:11 2426文字<週刊金曜経済> 深刻な地球温暖化に歯止めをかけるため脱炭素の取り組みの加速を求められているエネルギー業界。ロシアによるウクライナ侵攻やイスラエル・パレスチナ問題など、国際情勢の緊迫化に伴い安定供給も課題になっている。関西電力の森望社長(61)と大阪ガスの藤原正隆社長(65)に戦略を聞いた。【聞き
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なぞ解きけいざい
下町・十三にタワマン 新線で大阪の結節点に
2023/12/1 05:06 2000文字<週刊金曜経済> 十三と書いて「じゅうそう」と読む。私鉄の乗換駅の周辺に歓楽街が広がり、ディープな大阪を象徴する街の一つだ。そこで今、3億円を超える部屋もある39階建てタワーマンションの建設が進んでいる。変化を促しているのは、構想から数十年を経て本格化した一大プロジェクトだ。昭和の風情も残る下町の
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けいざい最前線
生徒の意欲引き出す 塾や通信制高校運営 ウィザス 生駒富男社長
2023/11/24 05:15 1900文字<週刊金曜経済> 学習塾「第一ゼミナール」や通信制高校「第一学院高等学校」を運営する総合教育サービス企業のウィザス。新型コロナウイルス禍を機にオンライン教育にも力を入れている。生駒富男社長(64)は「ニーズに応じた学習塾を作っていきたいですね」と力を込める。【聞き手・谷田朋美、写真・北村隆夫】 ―
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なぞ解きけいざい
リッツ大阪、どこが経営? 阪神電鉄 現場重視は共通
2023/11/17 05:04 2165文字<週刊金曜経済> 米国発祥の高級ホテルブランド「ザ・リッツ・カールトン」の日本進出から四半世紀が過ぎた。東京ミッドタウン(東京都港区)の中核施設として知られるが、日本第1号は意外にも大阪。しかも“アレ”を果たした球団と同じグループの企業が経営している。思いもよらない組み合わせはどうやって誕生したの
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なぞ解きけいざい
曲げられる太陽電池 脱炭素へ、開発加速
2023/11/10 05:20 2360文字<週刊金曜経済> 日本発の次世代技術として注目される「ペロブスカイト太陽電池」の開発が加速している。軽量で薄く、折り曲げられる特性を生かし、建物の壁面や窓に貼ることが可能だ。平地の少ない日本で太陽光発電を活用する場が広がり、脱炭素社会実現の切り札として期待される。中国など海外企業も量産化に動いてお
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トレンド
未来の卵 万博電力館起工式
2023/11/3 05:29 329文字<週刊金曜経済> 2025年大阪・関西万博に出展する電気事業連合会は、パビリオン「電力館 可能性のタマゴたち」の起工式を会場となる大阪市の人工島・夢洲(ゆめしま)で実施した。手で持てる大きさの卵形装置を使い、未来のエネルギーの可能性を感じられるような体験型展示を計画している。装置の詳細は検討中とし
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けいざい最前線
働く場の魅力高める 「大阪の迎賓館」改革に着手 ロイヤルホテル 植田文一社長
2023/11/3 05:28 2198文字<週刊金曜経済> 「大阪の迎賓館」と呼ばれるリーガロイヤルホテル(大阪市北区)。3月に土地と建物を外資に売却し、運営に専念するようになり、それまで手が回らなかった昇給や従業員スペースの刷新など「人への投資」に力を注いでいる。6月に就任したロイヤルホテルの植田文一社長(57)は「長年の課題だった建て
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けいざい最前線
「くさび」技術を応用 「絶対緩まない」ナット開発 ハードロック工業 若林克彦会長
2023/10/27 05:13 2092文字<週刊金曜経済> 「ナニワのエジソン」と呼ばれる人がいる。ハードロック工業(東大阪市川俣1)の若林克彦会長(90)。新幹線や原子力発電所などで緩んではならない部品を固定するナットを開発し、49年たった現在もオンリーワンの技術で私たちの暮らしを下支えしている。その発想はどこから生み出されるのか。アイ
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