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記者を誘った紀子さまが向かった先は 歴史探訪で得た「学び」

　「よろしければご一緒に」――。それは突然のお誘いだった。4月30日、秋篠宮妃紀子さまは東京都清瀬市で結核療養に関する視察の最中、記者たちに声をかけ、療養の歴史を伝える場所を徒歩で巡られた。地図やメモ帳を手に、2時間ちょっとの歴史探訪。同行した記者が得た「学び」とは。　◇腕章を外した記者　結核は昭和

他国にまねできぬ交流史　日英君主の155年　識者に聞く両陛下訪英

　他の国にはまねできない交流史が刻まれる――。英国政治外交史が専門で世界各国の王室事情に精通する君塚直隆・関東学院大教授は、天皇、皇后両陛下の英国訪問に期待を寄せる。155年に及ぶ皇室と英王室の交流。「戦争で敵国となった歴史もありますが、歴代の日英君主のきずなは深い」と語る。【聞き手・山田奈緒】　世

上皇后美智子さま、コロナに感染　症状軽く、入院せず療養

　宮内庁の黒田武一郎次長は3日の定例記者会見で、上皇后美智子さま（89）が新型コロナウイルスに感染されたと明らかにした。2日未明からせきの症状があり、3日朝に軽いのどの違和感があったことからPCR検査を受けたところ、陽性と確認された。上皇さま（90）もPCR検査を受けたが陰性だった。美智子さまは症状

佳子さま、ギリシャから帰国　外交樹立125周年の公式訪問

　秋篠宮家の次女佳子さまは1日、民間機で羽田空港に到着し、ギリシャから帰国された。日本との外交関係樹立125周年に際した公式訪問で、記念式典やサケラロプル大統領への表敬訪問などに臨んだ。　今年は「日本・ギリシャ文化観光年」にもなっており、世界遺産のアクロポリスにあるパルテノン神殿や、イオニア海のケル

佳子さま、ギリシャ公式訪問終え帰国の途に　笑顔で交流重ね

　秋篠宮家の次女佳子さまは31日午後（日本時間同）、ギリシャ公式訪問の現地日程を終え、首都アテネ郊外の空港から民間機で帰国の途に就かれた。滞在中、日本との外交関係樹立125周年記念式典など公式行事に出席し、両国の友好親善が深まることを願った。出会った人々とギリシャ語や手話を使い、笑顔で交流した。　佳

佳子さま、日本とギリシャの記念行事に出席　友好親善を願う

　ギリシャを公式訪問中の秋篠宮家の次女佳子さまは30日午前（日本時間30日午後）、ケルキラ島にあるアジア美術館で、日本との外交関係樹立125周年と「日本・ギリシャ文化観光年」の記念行事に出席された。あいさつで「訪問を通してギリシャの多様な魅力に触れ、両国のつながりを実感できました」とし、友好親善関係

佳子さま「それぞれ魅力的」　ギリシャで世界遺産の旧市街を視察

　ギリシャを公式訪問中の秋篠宮家の次女佳子さまは29日午後（日本時間29日深夜）、イオニア海のケルキラ島で、2007年に世界文化遺産に登録された旧市街を視察された。居合わせた人たちと言葉を交わしながら街を歩き、1691年に貴族の社交場として建てられた市庁舎などを見て回った。　佳子さまは報道陣を前に「

佳子さま、第1回五輪の競技場視察　ギリシャの柔道選手とも交流

　ギリシャを公式訪問中の秋篠宮家の次女佳子さまは28日午後（日本時間28日夜）、1896年に第1回近代五輪が開催された首都アテネのパナシナイコ競技場を視察された。場内の博物館では、1964年と2021年の東京大会のポスターなどを見て回った。　その後、全ギリシャ体育協会の柔道場に移り、柔道クラブの10

上皇ご夫妻が日光訪問　終戦前の疎開先、旧日光田母沢御用邸を散策

　上皇ご夫妻は28日、栃木県日光市を訪問し、上皇さまが終戦前の約1年にわたって疎開生活を送った旧日光田母沢（たもざわ）御用邸（現在は日光田母沢御用邸記念公園）の庭を散策された。疎開の経験は上皇さまが貫いてきた戦争の惨禍を繰り返すことなく、平和を強く希求する姿勢の原点となった。31日まで同市に滞在し、

佳子さま、修道院の壁画視察　アテネ近郊、日本とギリシャで共同修復

　ギリシャを公式訪問中の秋篠宮家の次女佳子さまは27日午後（日本時間27日深夜）、首都アテネ近郊のサラミナ島にフェリーで渡り、17世紀に建立されたファネロメニ修道院を視察された。　院内の壁画は日本とギリシャが共同で修復した。佳子さまは壁全体に細かく描かれた壁画を見上げ、じっくりと鑑賞した。「きれいに

天皇、皇后両陛下が岡山・倉敷市訪問　西日本豪雨の被災者と懇談

　天皇、皇后両陛下は26日、2018年7月の西日本豪雨で甚大な被害を受けた岡山県倉敷市真備町地区を訪問し、被災者と懇談された。両陛下は浸水した市街地を見渡せる公園を視察した際、犠牲者を悼むため深く頭を下げて黙礼した。両陛下が西日本豪雨の被災地を視察したのは初めて。　同地区は川の堤防の決壊で約3割にあ

天皇、皇后両陛下が岡山訪問　ジュニアオーケストラの練習見学など

　天皇、皇后両陛下は25日、岡山県を訪問し、岡山市の県立岡山工業高で生徒から地域の課題解決の取り組みについて説明を聞いたほか、26日に市内で開催される全国植樹祭で演奏する岡山市ジュニアオーケストラの練習を見学された。　両陛下は土木科の生徒2人から、学校周辺の道路をパトロールし、補修が必要な箇所を管理

佳子さま、ギリシャへ出発　外交樹立125周年、親善目的の公式訪問

　秋篠宮家の次女佳子さまは25日、ギリシャを公式訪問するため、民間機で羽田空港を出発された。今年は日本との外交関係樹立125周年に当たり、友好親善を図る。佳子さまの海外公式訪問は2019年のオーストリアとハンガリー、昨年のペルーに続き3回目。　6月1日までの日程で、英国経由で26日午前に首都アテネに

上皇后美智子さまの週刊新潮報道　宮内庁長官「事実ではない」

　宮内庁の西村泰彦長官は23日の定例記者会見で、上皇后美智子さまが皇位継承に関する議論を進めるよう額賀福志郎衆院議長に声を掛けられたとする同日発売の週刊新潮の記事について、「そうした事実はない」と語った。「皇室の方々が皇室制度について政治的関与を行ったという誤解を招きかねない内容で、見過ごすことはで

秋篠宮さま、日本植物園協会の大会に出席　水戸市植物公園も見学

　秋篠宮さまは23日、水戸市を訪れ、総裁を務める日本植物園協会の大会に出席された。式典でのあいさつで、植物園が植物やキノコ類の系統保存と継承、多様性の保全など多岐にわたる重要な役割を担っていることに触れ、「社会的重要性を意識し、植物園の発展に寄与していただくことを願います」と述べた。　大会前には市植

天皇、皇后両陛下が東京・千代田区の幼稚園を訪問

　天皇、皇后両陛下は21日、東京都千代田区の区立九段幼稚園を訪問し、園児らが工作に取り組む様子などを見学された。　同園は区立九段小学校と同じ敷地内にあり、普段から園児と児童の交流が盛んに行われている。両陛下はこの日、園児が小学5年生の児童と一緒に段ボールや木の葉、松ぼっくりなどを使って工作する様子を

「水を通じ、誰一人取り残されない繁栄を」　天皇陛下ビデオ講演全文

　インドネシア・バリ島で開催の「第10回世界水フォーラム」で上映された天皇陛下の「繁栄を分かち合うための水」と題した基調講演の全文は以下の通り。　ジョコ・ウィドドインドネシア共和国大統領閣下、浅川正嗣アジア開発銀行（ADB）総裁、ハン・スンス水と災害に関するハイレベルパネル（HELP）議長閣下、バス

天皇陛下、世界水フォーラムでビデオ講演　ご自身撮影の写真で解説

　天皇陛下は21日、インドネシア・バリ島で開かれている国際会議「第10回世界水フォーラム」に基調講演をビデオで寄せられた。「繁栄を分かち合うための水」と題し、自身で撮った写真などを示しながら、英語で人と水の関わりを解説。「世界の水の現状は楽観視できるものではない」として、衛生や災害など水を巡る議論の

皇族確保の議論は待った無し　幅広い合意形成に必要な課題とは？

　衆参両院の正副議長は17日、衆院議長公邸で与野党各会派の代表者と会談し、安定的な皇位継承に向けた皇族数確保を巡る協議が始まった。皇族数の減少は危機的状況で、皇室典範改正などの法整備が喫緊の課題となっている。通常国会の会期末が約1カ月後に迫る中、幅広い合意形成がどこまで図れるのか注目される。　同時公

愛子さまは皇室に残られるか？　会期末まで1カ月、与野党合意の行方

　安定的な皇位継承の前提となる皇族数確保の与野党協議がようやく始まったものの、6月23日の通常国会会期末まで1カ月余しかない。女性皇族が婚姻後も皇族の身分を保持する案が実現すれば、天皇陛下の長女愛子さま（22）らが婚姻後も皇室に残られることが可能となるが、限られた期間で合意形成を図ることはできるのか