『歯みがき指導でなぜ悪い』のお話

Posted By on 2014年3月18日

opening

 

居酒屋のカウンターで気持ちよく飲んでいると

奥の座敷の障子の向こうから

「今日、歯医者行ったら

歯みがきの仕方を教えられちゃってよぉ

子供じゃないんだから

歯みがきなんて・・・がっはっは!」

そんな声が聞こえてきました

20060415054506

 

実は保険点数には

歯科衛生実地指導料」というものがあります

これはどういうものかと言いますと

う蝕または歯周疾患(歯肉炎を含む)に罹患している患者に対し

歯科医師の指示を受けた歯科衛生士

直接15分以上実地指導を行い

指導内容を文書で提供した場合

月1回に限り所定点数を算定する

となっています

簡単に説明すると

衛生士が15分以上歯みがき指導を行い

お土産に説明の文書を差し上げるというものです

img_prevent

 

また

歯科衛生士

歯及び歯肉等口腔状況の説明をし

プラークチャートを用いた

プラークの付着状況の指摘と

患者自身によるブラッシングを観察したうえで

プラーク除去方法の指導

家庭において特に注意すべき療養指導等・・・

と「歯科保険診療の取り扱い」には示されています

そこまでやります

15340230

 

歯科衛生士には

かなりの重労働です

毎日、一生懸命

その患者さまに合った指導を

丁寧に行っています

なのに

この保険点数

なんと!

80点(80円~240円)

しかありません

ふざけるんじゃねぇ~よ

厚生労働省!!(泣)

以上

居酒屋の障子の向こうで吼えていた

飲んだくれおやじさんと政府に対する

私のプロテストです

 

 

 

 

 

 

About The Author

avatar
The Damnedやツネマツマサトシ、The Stoogesなどのカヴァー曲をリハーサルした後、初めてのライブをコイケミュージックホールで行なう。あまりにもメチャクチャで荒々しい演奏のせいで、わずか15分ほどで電源を切られTHE HOODLUMのデビューライブは終わった。そんな原点が今の活力!歯科医師としての情熱に繋がっている。

Comments

Leave a Reply