fc2ブログ
2017/09/17

フッ素の洗口液のご紹介

本日は当院で扱っている洗口液についてご紹介させて頂きます😆


まずはフッ素についてです。


よく、雑誌やネットでも「フッ素」と言われていますが、フッ素はどのような役目があるのでしょうか?


478304_convert_20170917133930.jpg


1酸が作られにくくなる

お口の中は食べ物(糖分)を摂取すると虫歯菌が発生します。
そもそも、虫歯というのは虫歯菌が出す酸に歯が溶かされることで起こります。

この点から分かるのは、虫歯菌は酸を出すのが働きだということです。

そして、フッ素はそんな虫歯菌の働きを抑制し、酸の発生を鈍くさせる効果があるのです。

もちろん食べ残し等さえ完全に除去できれば、虫歯菌はお口の中からなくなります。
最も、歯磨きではどうしても磨き残しが出てしまいますし、残った虫歯菌が酸を出します。

しかし、歯磨きの最後にフッ素を塗布すれば、フッ素の効果で虫歯菌酸の生成の働きが鈍くなるのです。


2初期虫歯を治す

食べ物を摂取した後、虫歯菌が作り出す酸によりお口の中が酸性に変化してくると、歯の表面からカルシウムやリンなどのミネラルが溶け出します。これを脱灰(だっかい)と呼びます。

脱灰したとしても、唾液の働きによりお口の中が中和されると溶け出した成分をが歯の表面へと戻り修復します(再石灰化)。

私たちのお口の中では知らない間に脱灰と再石灰化が繰り返されているのです。

この脱灰と再石灰化のバランスが崩れると虫歯になるのです。
フッ素はその再石灰化を促進する効果があり、歯の健康を維持してくれるのです。


3歯を強くする

私たちの歯の表面はとても硬い「エナメル質」で覆われています。そのエナメル質は2~3ミリほどです。

フッ素は歯の溶け出した成分を戻す再石灰化の時に、表面のエナメル質の成分と結びついてフルオロアパタイトという硬い構造になり、歯を強化してくれます。

虫歯は酸によって歯が溶かされることで起こりますが、フッ素によって酸に溶かされにくい歯にできるということです!
言わば歯を強化できるわけで、歯の表面を酸に溶けにくい性質にさせる効果があるのです。

そして、これを最も実感できるのが小さな子供たちです!!

乳歯や生えたばかりの歯は大人に比べてやわらかく、酸に溶けやすい脆さを持っています。
しかし、フッ素を使えばそんな子供の歯も強くできるのです。

一言で表現するなら、歯を強化して丈夫にさせる効果があるのです。



そこで、小島歯科医院ではこちらの商品をおすすめしております。







小さなお子様から大人まで使用できる「虫歯予防」に特化した洗口液!

「GC フッ化ナトリウム洗口液0.1% 250ml」 です。

こちらの洗口液は青りんご味で、今までの「フッ素の洗口液はまずい」というイメージを拭い去ってくれました!

フッ素の濃度は450ppm。

そして希釈せずにそのまま使えて、使用期限まで常温保存可能。

1回あたり5ml~10ml程度、付属の計量キャップに入れお口に含み、30秒程度ブクブク。

吐き出してそのまま終了!フッ素塗布の完了です!


他社から出ているフッ素の洗口液も大体同じ分量、同じフッ素濃度ですので、何を基準に選ぶかとなるとやはり味だと思います。

当院のスタッフ達も愛用しておりますが、ぶくぶくした後の口のなかの爽快感と歯のツルツル感はたまりません。

ぶくぶくうがいができる子ならすぐに使えます!
ぶくぶくうがいができない子でも、ご両親が綿棒や歯ブラシに着けて塗布されている方もいらっしゃいます。

他にもジェル状のものもあるのですが、今のところこれが一番便利かと当院は感じています。


薬局等では売ってないので、何かありましたらご質問くださいませ!

393880_convert_20170917135446.jpg


最後に・・・

フッ素が虫歯予防に効果的な理由を説明してきましたが、誤解のないように言っておくと、

いくら虫歯予防に効果的でもフッ素の力だけで虫歯を予防することはできません。

フッ素配合の歯磨き粉や洗口液を使用したとしても、歯磨きの精度が悪ければ虫歯は起こります。

また、虫歯予防のためには歯科医院での定期検診が効果的とされており、
毎日の歯磨きとあわせて定期検診を受けることで健康なお口の状態を維持できるお手伝いができればと思っております。

当院には小児担当がおりますので、小児治療や歯並び等、ご質問がありましたらお電話くださいませ。
スポンサーサイト




病院・診療所 ブログランキングへ