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プラトンインプラントシステムの良いところ
(ストローマンITIインプラントとの比較)

骨のクオリティ.jpg

プラトンインプラントシステムは、日本国産のインプラントです。

基本的には、ストローマン(ITI)システムをまねたシステムとなりますが、日本人に向いたきめ細やかな考え方により、個人的には、ストローマンのスタンダードタイプより使いやすくなっているのが特徴と言えます。

比較の対象としてストローマンのインプラントと比べてみると、まず気に入っているのが、サイズにあります。
ITIの場合スタンダードがφ4.1mmでナローがφ3.3mmワイドがφ4.8mmの3タイプとなりますが、プラトンでは、スタンダードがφ4.0mm、ナローがφ3.3mmでほぼ同じですが、この間にφ3.7mmというサイズがあるのです。

ワイドタイプもφ4.5mm、φ5.0mm、φ6.0mmと3種類と大幅にサイズが豊富なのです。

このことは、臨床上では大きな違いとなります。
ITIの場合、インプラントを埋入する際ほとんどの場合はスタンダードを選択します。日本人の場合、ワイドはほとんど入りません。骨の幅が足りないのです。

ナローはどうでしょう。実際には、極端にインプラントの直径が細くなりすぎて、咬合力を考えると臼歯部や力のかかる場所には、なるべく入れたくないなという心理が働きます。
そこで、3.7mmは重要なサイズなのです。スタンダードを入れるには、骨の幅が不足しているが、ナローをなるべく入れたくない場所が以外に多いのです。

ワイドはどうでしょう。これもまた、大臼歯部でもφ4.8mmはなかなか入れることは難しいのですが、4.5mm、5.0mmという2段階の選択ができるとなると、これもまた、スタンダードの4.0mmと4.5mmでスタンダードは余裕があるから、4.5mmまでは入るなとワンサイズ上げることが可能となるのです。
問題もあります。それは、ストックが増えるということです。予備を十分に用意しておかないと、いけないというのはややネックになります。

それぞれの利点

その他の点でいうと、ストローマンとプラトンの違いとして、インプラントフィクスチャーにスレッドが切ってあるかどうかという違いがあります。

これも大きな要素となるのですが、インプラントの埋入が無事成功し、インプラントフィクスチャーが骨とくっつく訳ですが、しっかりくっついたかどうかは分かり難いのです。
ヒーリングキャップを外すには、時計と反対方向の埋入方向とは逆方向の外れる方向に力をかける必要がありますが、ヒーリングキャップが外れにくい時があるのです。その場合、かなりの力がかかるのですが、ねじ山だけでは、骨とのくっつきが甘いとインテグレーションが剥がれてしまう可能性が全くない訳ではないのです。
特に上顎の柔らかい骨の場合や、人工骨を併用した場合は要注意となります。スレッドが切ってあると、そこに骨が入り込み、逆回転を行っても骨がひっかかり、かなりの力に耐えるようになる可能性が出てきます。

ヒーリングキャップを外す行為はいつも心臓がドキドキしますが、それは、今までの努力が水の泡となる可能性を考えると、埋入時に匹敵する緊張感があるのです。

ヒーリングキャップにも違いがありますが、ITIはやや膨らみがあるのに対して、プラトンは平面な感じです。
これは、平面型のヒーリングキャップのほうが安心です。それは、インプラント手術が終わり治癒を待つ間、仮義歯を入れておくことがあるのですが、義歯の内面がヒーリングキャップが膨らんでいると押されて、外れにくくなる危険性が高くなるからです。平面型の場合は、義歯内面がインプラントフィクスチャーのネジを押す力がかかりにくく、外すときの緊張感も減ります。

土台となるアバットメントについてですが、もともと、アバットメントの互換性があることから、プラトンを使用し始めましたが、それは、フィクスチャーのネジ内面の規格が同じだからです。ITIのソリッドアバットメントは細く、切れ込みと、平面をつくることで、補綴物の維持を図りますが、細いので、技工士さんが模型を作って作業をする際、模型を壊しやすいのです。模型が壊れるとやはり、数本のブリッジや連結タイプの場合、合わなくなってしまいます。
プラトンの場合は、ITIのアバットメントより太く、切れ込みではなく、平面を4面使用した形状により、維持を図るため、模型上で折れにくく、技工士さんが、作りやすくなるため、適合のエラーがずいぶん少なくなります。

このあたりの使いやすさは、後発の商品でITIの問題点を改良した上で商品化されたのだなと感じさせられるものですが、オリジナルという概念や、ITIストローマンが世界的商品であるのに対して、プラトンは、日本中心と商品の営業力には大きな差があるように感じます。

ストローマンが勝っている点もあります。それは、インプラントフィクスチャーの表面性状です。ITIもプラトンもチタンの表面を粗し骨とくっつきやすくしていますが、ITIの研究のほうが進んでいるのでしょう。インプラントが骨とくっつくまでの期間が早いのです。

HAコーティング.jpg

ただ、プラトンには、HAコーティングされたインプラントフィクスチャーがあり、柔らかい骨や骨とインプラントに隙間がある場合には、骨を誘導する力があるHAのほうが有利です。
チタンからHAが剥がれる可能性という問題がありますが、プラトンの場合は、HAの被膜を薄くすることで、はがれにくくするという技術で対応されているようです。

だんだんプラトンファンとなってきたのですが、やはり、インプラント初心者は、ブランド力の強い、ノーベルバイオケアや、ストローマンを選びます。
なぜなら、何個もインプラントシステムを購入することはできないからです。
一つのシステムを十分理解し、使い慣れた上で、比較をおこなっていき、いいものを選ぶという行為の中で、私の中では、プラトンシステムが優位になってきました。

プラトンは車でいうとトヨタのような会社のように思います。ヨーロッパ系やアメリカ系に負けないように国産のインプラントメーカーのプラトンさん頑張ってね。

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