ヤニなるお話 PARTⅡ
Posted By Dr. Feelgood on 2014年12月12日
小田原駅西口の喫煙スポットも
囲いがつけられて少しは体裁良くはなりましたが
タバコを吸わない人間からは
かなりの迷惑スポットであることは間違いありません
何度もお話をしていますが
喫煙と歯周病に密接な関係があります
歯周病は、基本的に細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患です
放置すると歯を支える歯肉や骨などが侵され
歯がぐらぐらになって抜け落ちてしまう病気です
一般に喫煙者は非喫煙者に比べて3倍も歯周病にかかりやすく
2倍も多く歯を失っているという報告があります
また、1日あたりの喫煙本数に比例して歯周病が重症化することも分かっています
ではなんで喫煙によって歯周病が悪化するのでしょう
① たばこのニコチンが歯肉の血管を収縮させ
歯を支える組織に必要な酸素や栄養の供給を減らしてしまう
② たばこの有害成分により白血球の機能が低下し
歯周病菌に対する歯肉の防御力が落ちる
③ 喫煙で生じた活性酸素を除去するためにビタミンCが消費されると
歯肉を修復する細胞の働きが抑えられる
以上のような事が考えられます
喫煙が肺がんをはじめとする多くのがんや
心・肺疾患、脳血管障害などの原因であることは常識ですが
歯周病にとってもやはり危険因子なのです
私も20年前までは愛煙家の一人でしたが
今では禁煙をアドバイスしています
今、やめたいやめたいと思いながら
どうしても吸い続けてしまうあなた
とっておきの断煙方法を伝授いたしますよ
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