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2011年11月14日月曜日

再生医療の今後の抱負 【練馬区 審美歯科】

辻 孝教授らは、歯と同様の原理で、毛髪の再生にもマウスで成功しています。
現在、男性型脱毛症患者の「毛包原基」を用い、ヒトの毛髪を再生する治療技術の開発を進めておられます。
理論上は、歯も毛髪も再生のメカニズムは同じと考えられます。
歯と毛髪の研究を深め、将来的には即時機能が求められる大型臓器の再生にも挑まれていかれるそうです。

技術が確立されても、安全性が立証されるまでには時間がかかります。
実際、毛髪の再生技術がクリニックで活用されるまでにはこの先10年以上、歯の再生に至っては20年以上かかるかもしれませんが、ぜひ辻 孝教授率いる研究チームにはこれからも頑張って頂きたいと思います。

臨床応用に向けた歯の再生医療の課題 【練馬 インプラント】

歯のタネである歯胚は、若年層なら親知らずから見つかる可能性もありますが、成長期を過ぎた大人には存在しないといわれます。
他人の歯胚を移植すると、患者様の移植の型と合わなければ拒絶反応が起こります。
日本人の場合でも一致する確率は10万人に一人ほどです。
そのため、患者様本人から再生歯胚を作り出す細胞を見つけ出す必要があります。
また、最近話題になっている人工多能性幹細胞(iPS細胞)なども利用できるようになるかも知れません。
歯胚を自分の腎臓に移植し、歯を培養させるというプロセスも現実的とはいえません。
再生歯胚を体外で培養させるための技術や器機の開発が必要です。
歯の再生にかかる時間をいかに短縮するかも大きな課題です。
ヒトの場合、歯胚を移植してから歯が生え、咬める様になるまでには数年以上の期間を要すると考えられます。
その意味でも再生歯胚から移植用の再生歯ユニットを、生体外で短期間に培養する技術開発も急がれます。

再生歯のユニット移植② 【練馬区 和光市 歯医者】

歯を失うと歯槽骨が無くなります。
歯槽骨がないとインプラントなどの治療も困難であり、歯槽骨を再生させる技術も十分ではありません。
辻 孝教授らは、人為的に歯槽骨を大きく取り除いたモデルを作製し、再生歯ユニット移植を行ったところ、歯が再生するに加え、ユニットの歯槽骨により骨量も回復する事が分かりました。

これらの研究から、再生歯ユニット移植は歯のみならず歯槽骨や歯根膜なども包括的に再生出来る事が実証され、将来の治療法へと発展する事が期待されます。

再生歯のユニット移植① 【インプラント 審美歯科 練馬】

歯は、歯そのものを支える歯槽骨、そして歯根膜を含めて、一つの機能的なユニットとみなす事ができ、これらの組織は全て歯胚から発生します。

すでに辻 孝教授らは歯胚から歯はもとより、歯の周囲に歯根膜と歯槽骨を伴う複数の歯からなるユニットを腎臓皮膜下での培養により、作り出す事に成功していました。

そこで、マウスの下顎骨の第一大臼歯を抜歯したうえで、歯槽骨を取り除いた部分に、再生歯ユニットを即時咬合がとれる状態で移植したところ、その日からかむことが出来たのに加え、40日後には再生歯周囲の歯槽骨と結合して生着しました。

再生歯の問題 【練馬 セラミック 審美歯科】

再生歯を直接歯ぐきに移植しても機能するかという問題があります。

再生歯胚を歯のない部分に移植し、萌出するまでにヒトの場合では数年の時間を要するために、患者様の治療満足度は十分ではないと考えられます。

そのため、治療後は短期間で機能回復する方法が期待されます。

さらに、心臓や肝臓では、移植後に即時機能しなければ患者様の生死に関わります。

そのため、再生により完成させた再生歯を作り出して移植し、即時利用が可能な治療ができるかを実証する研究に取り組まれました。

再生歯胚の口腔内への移植 【審美歯科のマイスター】

再生歯胚から歯が発生する事を開発した後、続いてマウス口腔内において再生歯胚を移植するとどうなるかを辻 孝先生らは続いて研究されました。

マウスの上顎第一大臼歯を抜歯して、その部位を完全に治癒させた後、穴を開けて再生歯胚を移植しました。

世界中の研究者は「生えてくるわけがない」と思ってようですが、37日目、新しい歯が生え、49日目には下顎の向かい合う歯と咬合するまでに成長しました。

さらに、新たな歯が移植した再生歯胚から生えたものかを解析するため、緑色蛍光タンパク質(GFP)を全身で発現している遺伝子組み換えマウスの再生歯胚を通常のマウスに移植したところ、緑色に光る再生歯が生え、期待通りの結果を得ることが出来ました。

また、組織構造や硬さについても、天然歯と同等である事が判明したのに加え、再生歯の歯髄や歯根膜には、天然歯と同様、末梢神経の侵入が認められました。

つまり、再生歯は痛みも感じられる器官であるという事が証明されました。

「歯胚」をつくる技術の確立③ 【練馬 インプラント】

前述の移植の結果、再生歯胚は正常な発生過程を再現し、エナメル質、象牙質、歯髄細胞、歯周組織を形成するセメント質、歯根膜、歯槽骨など、歯胚に由来する全ての構成要素が正常な組織配置を有して発生する事が明らかになりました。

これが世界で初めて天然歯と何ら変わらない「歯の再生」に成功したのです。

「歯胚」をつくる技術の確立② 【練馬区 板橋区 インプラント】

東京理科大学総合研究機構 教授 辻 孝先生らは、マウスの胎児の歯胚から上皮細胞と間葉細胞取り出し、三次元的な細胞操作による歯胚の組み立て方の開発をめざしました。

試行錯誤の末、2007年に開発したのが「器官原基法」です。
これは、歯胚から取り出してバラバラの状態にした上皮細胞と間葉細胞をそれぞれ5万個ずつ用いて、三次元的に組み立てる技術です。
これらの細胞を、生体内と同じ高密度で区画化して三次元的に組み立て、生体物質であるコラーゲンのゲルに包み込む事で細胞同士を結合させるという方法です。

この方法によって作られた再生歯胚が、本当に歯になるかどうかを調べるため、マウスの腎臓の皮膜の下に移植し経過を見守りました。

腎臓に移植する方法は古くから研究で行われており、酸素や栄養の供給が十分に行われるため、厚みがある細胞の塊でも成長させる事ができると考えられています。

「歯胚」をつくる技術の確立① 【練馬区 インプラント】

歯胚とは、歯の器官原基です。
歯胚の上皮細胞からはエナメル質を作るエナメル芽細胞が、間葉細胞からは象牙質をつくる象牙芽細胞や、歯の神経といわれる歯髄、歯肉、歯根膜、セメント質、歯槽骨からなる歯周組織が分化します。

これまで歯の喪失に対する治療としては、入れ歯やブリッジ、インプラントをはじめとする人工物をつける方法や、第三大臼歯を移植する方法があります。
しかし、移植は歯を引越ししただけに過ぎず、数は増えていません。

これに対し再生医療では、わずかな細胞を増やして大きな臓器や臓器のタネを作る事が出来ます。
このタネとなる細胞を作って移植できれば、理論上は歯だけではなく様々な臓器を応用できます。

2011年11月4日金曜日

辻孝教授らが「再生医療」に『歯』を選択した理由 【光が丘 練馬春日町 インプラント】

「器官原基」を人体の外で再生させて、器官や臓器に成長させる際に、初めは肝臓のような大型の臓器の再生を考えられたそうですが、これらは移植後すぐに機能しなければ生命に関わるため、器官原基からの再生には適していません。
それに比べ歯や毛は器官喪失しても生命に関わらず、器官原基から成長させる技術開発に向いているため、歯の再生に取り組む事にされました。

その結果、2007年に世界で初めて歯の再生に成功し、再生医療の先駆者として国内外から熱い視線を浴びておられます。

『器官原基』~歯の再生医療~ 【練馬区 インプラント】

歯の再生医療において、三次元的技術を確立するために研究者が注目しているのが、胎児の時期に起こる器官や臓器の発生です。
マウスの胎児は、受精後20日で生まれます。
この期間に臓器や器官のもととなる「器官原基」が作られます。
すべての器官や臓器は、胎児期の発生プログラムに従ってこの器官原基から発生し、決まった位置に決まった数だけ作られます。

器官原基は、上皮細胞と間葉細胞と呼ばれる2種類の細胞が互いに反応しあって成長します。
そこで細胞を三次元的に操作し、人体の外で器官原基を再生して、器官や臓器に成長させようというのが辻先生らのチームの試みでした。

再生医療の先駆者 【練馬区 板橋区 和光市 歯科】

歯の再生医療の先駆者である、東京理科大学 総合研究機構 教授 辻 孝 先生が取材で話された内容を抜粋致します。

これまで歯の再生医療は30年以上にわたり技術開発が進められてきましたが、2007年に辻先生の研究チームが歯の再生に成功するまでその技術は確立されていませんでした。

その一番の原因は人体が200種類の細胞種が70兆個も集まって完成する三次元の立体的世界だからです。
1Kgの細胞の塊を作るには、100万個のピンポン球を積み上げるような三次元的作業が求められます。
それはいわば神の領域であり、現在の生命科学で出来るのはせいぜい二次元までとされて来ました。

現在二次元レベルでは、皮膚や角膜上皮の「細胞シート」による治療が始まりつつあります。
したがって今後は、立体的な器官や臓器を作り出す三次元技術をいかに確立するかが、大きなテーマになります。

歯の再生医療最前線 【練馬 豊島園 春日町 歯科】

10数年前、まだ私が学生だった頃、当時日大病院の矯正科の助教授であられた清水先生(現在は教授であり、日大歯科病院の病院長)から面白い事を聞かされた。
「腕が二本あるにわとり」や「双頭のへび」などは人工的に作れるんだよ。
…どういうことかと思いました。
要は遺伝子操作であったり、特殊な細胞培養による臓器の「たね」を作る事が出来るという事。
そして、すでに歯の再生医療の研究もかなり行われており、いずれは「歯の種」が現実的に出来るだろうと。

あれから10年以上の月日が流れ、歯の再生医療の現在の情報をこれから述べて行きたいと思います。
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院長 遠山の英語でのプレゼンテーション

院長 遠山による咬み合わせの作り方