上下の歯列が接触するとそこで顎運動は止まります。
したがって上下の歯列のかみ合わせの状態が、顎関節に大きな影響を与える事になります。
通常、咬頭嵌合位(こうとうかんごうい)と呼ばれる「ぐっと咬んだ状態」は、歯の欠損や歯周病などにより歯列に乱れが生じた場合や、補綴治療により容易に変化します。
その変化した咬頭嵌合位により誘導された下顎位が生体にとって好ましくない場合は、顎関節になんらかの障害が現れる可能性があります。
すなわち咬合を健全な状態に保つ事は、顎関節を保護する事でもあります。
2011年6月7日火曜日
顎関節(Temporomandibular joint)(関節運動の特徴③) 【練馬区 板橋区 歯医者】
下顎頭は開口する際に単なる回転運動だけでなく、下顎窩内面を前方へ滑走します。
また左右の下顎頭の前方への移動量を変化させる事で下額の側方運動が可能になります。
臼歯部の臼磨運動は、この下額の側方への運動を伴っており、効率のよい咀嚼を行ううえで回転と移動を伴った関節運動は極めて重要です。
また左右の下顎頭の前方への移動量を変化させる事で下額の側方運動が可能になります。
臼歯部の臼磨運動は、この下額の側方への運動を伴っており、効率のよい咀嚼を行ううえで回転と移動を伴った関節運動は極めて重要です。
顎関節(Temporomandibular joint)(関節運動の特徴②) 【練馬区 板橋区 歯医者】
顎関節内に関節円板が介在することにより、骨面同士の形態の不調和による下顎頭の回転と滑走運動が滞るのを緩衝し、下顎運動をスムーズにします。
また、顎関節は負荷関節であり、咀嚼力の一部は顎関節で負担されます。
しかし関節円板は弾性を有しているため、関節の負荷を緩衝する事が出来ます。
この関節円板が何らかの障害を受けて、前方へ転位し(もとの位置より前のほうにずれてしまう事)顎関節内症を引き起こします。
また、顎関節は負荷関節であり、咀嚼力の一部は顎関節で負担されます。
しかし関節円板は弾性を有しているため、関節の負荷を緩衝する事が出来ます。
この関節円板が何らかの障害を受けて、前方へ転位し(もとの位置より前のほうにずれてしまう事)顎関節内症を引き起こします。
顎関節(Temporomandibular joint)(関節運動の特徴①) 【練馬区 板橋区 歯医者】
ヒトの下顎骨の運動に際し左右の下顎頭は独立して動くことはできません。
そのため左右の下顎頭は常に協調運動を営んでおり、この協調運動により下顎頭運動は細かくコントロールされ、下額の極めて細かい動きが可能となる。
その一方で協調運動を営んでいるがゆえに、片側の顎関節機能が障害されると反対側の顎関節にも障害が生ずるリスクがあります。
そのため左右の下顎頭は常に協調運動を営んでおり、この協調運動により下顎頭運動は細かくコントロールされ、下額の極めて細かい動きが可能となる。
その一方で協調運動を営んでいるがゆえに、片側の顎関節機能が障害されると反対側の顎関節にも障害が生ずるリスクがあります。
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