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2011年6月10日金曜日

関節円板と下顎運動の挙動 【練馬 豊島園 春日町 歯科】




顎関節運動の基本要素は回転(rotation)と移動(translation)です。
関節円板と下顎頭の間で回転が起こり、関節円板と関節結節の間では移動が起きます。

咬頭嵌合位(こうとうかんごうい)(A)から下顎安静位付近(B)の間では下顎頭のほぼ純粋な回転運動によって開口し、さらに開口を続けると下顎頭は関節円板とともに関節結節の後方斜面を移動し(C)、最大開口位付近では下顎頭および関節円板は関節結節の最下点を越えて前方斜面まで移動します(D)。

このように回転と移動が起こる事により、切歯間で40mm以上の開口が可能になります。
またこの関節円板が前方に転移し下顎頭の移動量が制限されると開口制限が生じます。

2011年6月7日火曜日

顎関節矢状断面の模式図 -練馬区の歯医者さん-



a.関節円板後方肥厚部
b.関節円板中央狭窄部
c.関節円板前方肥厚部
d.関節軟骨
e.上関節腔
f.関節結節
g.外側翼突筋上筋
h.血管網
i.外側翼突筋下頭
j.下顎窩
k.血管網
l.下関節腔
m.関節軟骨
n.円板後組織
o.下顎頭

2011年6月4日土曜日

顎関節(Temporomandibular joint)(解剖学的特徴) 【練馬区 板橋区 歯医者】

2006年にここ練馬春日町に開院して以来、顎関節症の患者様が非常に多く感じます。
そこで顎関節および顎関節症について詳しく書いて行きたいと思います。

その前に顎関節の大まかな作りを説明します。



顎関節は、下顎骨と側頭骨の接合部で、下顎骨は筋肉と靭帯により頭蓋骨にぶら下がった状態にあります。
下顎骨の突起部である下顎頭が側頭骨のくぼみである下顎窩(かがくか)にはまり込んで、関節構造を作っています。
この領域を顎関節と呼びます。

下顎頭は前後の幅が約1cm、左右の幅が約2cmのに正面から見ると横に握りこぶしを置いた様な形をしており、表面は線維軟骨で覆われています。

その下顎頭がはまり込む下顎窩は、前方は隆起して関節結節となり下顎頭同様、線維軟骨で下顎頭同様覆われています。

二つの骨の間には緻密な線維性軟骨からなる関節円板が存在し、これにより上下二つの関節腔に分けられます。
関節腔は滑膜から分泌される滑液により満たされています。
関節円板は関節運動を滑らかにするとともに、咀嚼時などに顎関節部にかかる力を緩衝する重要な役割を果たしています。

下顎頭の前方には外側翼突筋が付着しており、この筋が収縮すると下顎頭と関節円板が関節結節の方向に向かって移動し開口する仕組みになっています。
閉口すると下顎頭と関節円板は再び下顎窩に戻ります。

関節円板の後方は血管や神経の豊富な円板後組織に移行し、滑らかな下顎運動を補助しています。
関節包の外側前半部は、強固な外側靭帯により覆われて、下顎頭と関節円板の動きを規制しています。
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